本当にひとりがいいんです。それは、なにかに逆らっていることになるんだろうか。逆らうから罰がくだるのだろうか。多くを求めているつもりはなくて、それが手に入らないのなら代わりはいらないというだけの話で、あれもこれもと欲張ったりはしていないのにそれでもこんなわがままは許されないのかななんて悩んだりもする。あまりかまわずかまわれずそっと生きていけたらばそれでいい。
謙虚や無欲などではなく、怠慢。あるいはこれもひとつの処世術なのかもしれないが、処世というには不器用で。強がりよりは正直なこの気持ちが、いつか自然に綻びてくれたらいいと静かに待つ。身を縮めて晴天をやりすごす。私が持っている唯一のやわらかさは、自らの頑なさを受け入れるための諦めだけだ。
たぶん私が不協和音を奏ですぎていたから、普通の音楽に戸惑うのだ。戸惑いとむなしさが襲うのだ。
遡り日記。こんなこと考えてたから風邪をひくんだ。風邪をひいたから暗いこと考えてたんだ。さてどっち。こたえはきっとどっちもだ。