スペアリブで角煮。スペアリブ煮か。角煮的な味をしたスペアリブの煮物だよ。骨付きの肉を煮炊きしたがるのは、ダシのためもあるけど、軟骨をごりごりかじりたいからなのである。のである。
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例えば、ずーっと親とすら滅多に言葉を交わさず、もちろん友達もいなくていたとしても音声言語でコミュニケーションをとらない間柄だとして(どんなだ、いや、あるか、あるなそういうのも)、要は人と喋らない人がいたとするでしょ。その人がある日、豚を煮たいと思うのよ。で、ネットでレシピを調べて、角煮の存在を知るのね。ああ、自分が食べたいのはこれだ!と天啓を受けてスーパーなり肉屋なりにバラの塊を買いに行く。葱やら八角も買う。砂糖とか酒とか醤油とかも買う。(たぶん料理とかしてないからねそいつ)そんでレシピどおりに作って、うまいんだまたこれが。
そのときこう呟くの「かどにうめぇ。」
ああ、勝手に妄想して涙出てきた。涙嘘。