オトネタ

サルサバンドフロムオキナワのライブへ行った。キューバはもちろん異国だけど、沖縄も完全な異文化だ。沖縄の人は沖縄の人であることに対して強い意識を持っているように思えた。ていうかキューバと韓国を経て全国ツアーに出ている最中というから、地元を離れたら地元にいる時に感じないアイデンティティをもちがちなアレかもしれないけれど。でも沖縄の音階は独特だし、リズム感もふやけたおいらとは別物だった。なんてことも頭を掠めつつ、煽られるだけ煽られて笑いながら揺れていたひととき。何でいるんだろうと思った中高年の客が踊り狂いだしてそれもまた愉快だった。社交ダンスね。ていうかそもそも客の大半はサルサな人々だった。けど、私のようなただの音楽好きも楽しませてもらえたですよ。てぃんさぐぬ花とか安里屋ユンタとかもノリノリでねえ。
もともとカリブはカリブでもトリニダッドトバゴのスティールパンを生で聴くために行ったんだった。そちらのバンドは半々よりも前座に近い出方で、客を温めるかどうかって按配だったのだけど、やっぱりええ音はええ音でっせ。心地よいことこの上なし。欲しいなああれ。