退化とは進化のひとつの形。途中ででくわす欠損も補完されて筋肉が発達したり神経回路にバイパスができたり、やっぱりきっと生きる力には抗えない。私の表の意志とは関係なく、生き残るために生きていける場所で生きていける形に変わっていくんだと思う。絶望的でもあるし頼もしくもある。そのようにできているのですね。
日記を読み返していたら、五年前にも同じようなことを言って、詭弁や欺瞞を盛り合わせて自分のスタイルだって思ってた。けっきょく今もあいかわらずなんだけど。時間が経って変わったこともいくつかある。一生会えないと思っていた人に会ったり、一生一緒にいれると思ってた人が死んだり。大きく構えたりできないもんで、そのたびに右往左往して、けっこうブレて。さいきんようやくそのブレを許せるようになってきた気がする。段落の上下が間違った展開ね。
からだも心もオープンに、鍛錬は怠らず、といきたいところだけど生活はその真逆で、いやはや。