8:00 むしろ寝坊をする
13:45 早く帰りたいのにダメ押しの来客に苛立つ
15:30 店の早仕舞い、なおかつ早退させてもらう
16:00 着替えに戻り、不祝儀袋の扱いに四苦八苦する
16:30 百貨店で黒い靴を買ってその場で履き替える
16:55 電車に乗る前にコンビニで買ったジュースを一気に飲む
17:30 駅でちあきちゃんと合流、ちゃきちゃん泣いている
不思議なことに昨日からここまで一滴の涙も流していない。自分がことを理解できていないということは判っている。
17:45 受付をすませる あだちさんたちと合流
18:00 通夜がはじまる
読経をきいているうちに怒りがこみ上げる。そんな汚い声でそんないいかげんな読経でこんなつまらない花を飾って、もっといい写真があっただろう、耳までゴルフ焼けした奴が呼んでるお経なんて聞きたくない、もっと本人が好きな花を飾ってやれよ、なんだよそれ、なんだよこれ、なんなんだよ。
お父様の挨拶。焼香。顔を見る。みんな泣いている。泣けばすむのかよって思う。鼻水ばかり流れる。涙も流れた。しれっと化粧なんてされているけど、されるんじゃなくてそれをしたかったんだろうが。違うだろ。帽子とか供えられて、なんだよそれ。許せないことの矛先があっちとこっちにいちばん向いている。あんたには絶対謝らない。自分のことも許さない。
19:30 5人で別フロアに移り、とりあえず座る、高校時代の同級生にメールで連絡
20:50 大学の同級生到着
21:00 タクシーを呼んで駅へ戻る
22:00 電車を降りてコンビニで傘を買う
だいたいこういうイベントごとの帰りには隣にいたのだった。はしゃいだり沈んだり人の話も聞かず好き勝手に前に向かって何やら言ってる私の横を歩いていたのだった。
22:15 おにぎりを二個食べる
誰よりも理解していたつもりでいた自分の傲慢さ
だいじなものを放っていたら取り上げられた