おろか

目覚めるまぎわに「泣く程うれしいけど大嫌いになりそうだ」と言った。
夢見の善し悪しで午前中の機嫌が左右されるって少しはあると思う。今日はあれがよい夢なのか悪夢なのかを考えて半日が過ぎた。
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留学中で一時帰国しているお客さんに「あんたまだフリーターやってんの?」と目で問われた気がしたけれど、きっと被害妄想。「あんたこそ学生じゃん。」と返せるくらい気を強くもって生きねば。
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戻り鰹というのはとても美味しいらしいと聞く。美味しすぎるって言っていた人がいて、そんなに美味しいのなら食べてみたいと思って三日が経った今日、帰りに生協でたたきを買ってみた。舞茸と海老の天重と、もどりがつをのたたき、野菜の炊きあわせ、牛蒡の煮〆。しめて800円。おあしも満足おくちも満足、満腹至極。たたきは確かに美味しかった。
江戸っ子は「寒い時お前かつをが着られるか」って冬物を質入れしてまで初鰹だそうで、戻りは猫またぎなんだそうだけど、それ以前によくよく冷静に考えたら私はそれほど鰹のたたきが好きではなかった。どっちがどうと比べられるほど熱心に初鰹を食べたわけでわなく。だいたい水っぽいたたきより、鰹節が大好き。鰹節があったら醤油がなくてもにやにやご飯が食べられる、そんな子でした。そういえばもっと幼い頃は寿司には醤油を付けない子供でした。とりわけイノシン酸が好きだったのかしら。イノシン酸といえば、なまり節と筍の炊きあわせっていいよなあ。