あさししんぶん

当方、あさし新聞を講読しております。今朝トーストにマーマレードを載せてむしゃむしゃ食べながら読んでおりましたら「在仏日本人にパリ症候群」なる記事を目にし、笑いながら読みました。パリに夢を抱いて赴いたお嬢さん方が、現実に愕然としているうちにひきこもりから、はては自殺未遂に至るという、要約すればそんなお話。パリ症候群というネーミングからしてアリス症候群と肩を並べる恥ずかしさ。「とうとう壁から自分をバカにする声が聞こえはじめ、パン屋で暴れて強制入院」。パリにて、かつてはヴィトンを買い漁る厚顔な人種であった日本人女性が、繊細でもろい大和撫子として認識される日も近いようです。なんて。妙に短絡的な括りが(「ゲーム脳」みたいなね)胡散臭くて、こういう新聞記事はなんつーか、笑う。そんなん言うたら、夏目先生も倫敦で病みはったわけやしね。
あ、内田せんせもパリ症候群の話してはりますね。あ、キーワードにも入ってますね。ホットですね。つまんないのに。
それにしても気になったのは、この症名の名付け親である太田医師の「楽器奏者はティンパニ以外全部診た」とのコメント。ティンパニ奏者は平均的にどういったパーソナリティなんでしょうか。という疑問を店でタナカさんに振ったら、そういう本が出ているそうで、近々読んでみることにします。報告は後日。
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カオリです。オレンジページにまで人間性を否定されたとです。(私は「手段としてのおもいやりしかもちあわせていない目的に対してのみドラスティックでエゴイスティックなタイプ」だそうです。当たってますよ。)
追記:ばってん考えてみんしゃい。エゴに還元されない思いやりなんてあると?利他行動も利己的遺伝子の戦略だなんて言えてしまうのなら、あれよ、謙虚な人程「そういえば私、本当の思いやりなんてなかね。」と思いつめてしまうってことっで、私は何も悪いことなか。なんつって。占いや性格診断めいたものは「考えてみればそうかも」と思わせたもの勝ちであるというのも定石。そして私が相対的にわがままな人間であるのも事実。おしまい。