わがみのおきどころ

地元ではある程度名の通った四年制大学を出ていて、時給暮しは不可解。という価値観も時にはありがたくもあり※。だからといって点滴中の私を他の患者さんにそう紹介しないでくださいな。肩書きはどうであれ、あっしはただの無学な貧乏人。不景気な世の、どちらかというとみんなが行きたくない方に安住している者でござんす。確かに躯が丈夫ではないから、せめてお金が欲しいところではあるが、高いところから低いところに流れはしないんじゃないかとか云々。

※どうありがたいかの詳細。少なくとも「ただのもさっとしたバカ」よりは「もったいないもさっとしたバカ」ということにしてもらえる。もはや私のレベルじゃ出身高校や大学の名前で職にありつけなさげではあるにしても、おじいさんに「〜中か」と旧制中学で呼ばれるのは打ち解けてもらえるきっかけくらいにはなるもんで。しかし、私は方々で「この子はホントに言うことを聞かないんだから。」ってな扱いをしていただいて、身の丈としては丁度なんだけど、そろそろ実年齢がそぐわなくなってきていて、これが男性なら「少年性」なんて便利な言葉もあるんだけれど、女はいずれ容色も衰えるし、ただの偏屈おばさんになるのは(このままだとまっしぐらなだけに)考え直さなければならんなあ。男でも養えば成長するのかしら。苦労して老けるのもやだしなあ。普通に責任感を持てって話なのよね。む。冷静になるとしんどいので、やめ。