勝ち負けで表現すれば、負け

肋間神経痛というか肩凝りの悪化と平行して、耳の奥で低音が鳴り続けるという症状が非常に厄介。音と云うより振動に近いかもしれないけれど、何せよ聴こえが全面的に妙になってきたので耳鼻科に行くことにする。物音や人の声、自分の声がダブって聞こえるのよ。自分の声量に自信がもてないのも困る。そのことを職場で話したら、中耳炎を悪化させた経験者であるタナカさんが色色と怖い話をしてくれて、とてもびびる。「鼓膜にずぼっと…。」「ひゃー。」
昼の休憩中に行こうと思ったらあっちも休診時間で空振り。改めて仕事あがりに赴いたが、簡潔に云うと「なんでもなかった」。密室に閉じこめられて聴力検査をしたり耳圧測ったり血圧測ったり、楽しかったけどさ。右耳が軽い難聴と云う以外はなんともなくて、気休めのビタミン剤を処方されておしまい。検査等で四千円超の出費。痛え。それよりも、昼間、タナカさんに「いちばんヤなのは『心因性のナントカ』って云われてどうしようもないってやつですね。」て話してたもんだから、似たよなもんじゃんって結果に、期せずして八百長、みたいな悔しい気分。
ビタミン剤なんかで治ってたまるかって反骨精神旺盛なお年頃なんで、逆プラシーボというか、「効かない」という念をこめて錠剤をのんでおります。ひとつ面白かったのが、薬局でもらった説明書き。三種あるうちの一つに「頭の血の巡りをよくするお薬です」バカにつける薬発見!スパシーバ、ハラショー。
難聴気味だということで医者にライブは咎められた。んだけど、そのために今夜は休みを貰ったんだから、もちろん行く。その前に職場(二)で晩ごはん。サーデンと青じそとトマトのオイルパスタ。んで、ライブへ。音数が少なくてよかったんだけど、フリージャズな割合いが高くて、自分を聴く体勢にチューニングする体力がなかったもんだから、正直疲れた。確かにああいうのが聴きたい日もあるけど今日は違った。優しくされるかなと期待したら意外と冷たかったみたいな感じ。何つーか、つまり自分が悪いんです。