ハイネケン3本

21:00 オープンか、オールナイトか、体力もつか、しかも雨か。スモサとナタリーワイズとフレックスライフと金原千恵子、井出靖。気持よかろう、さぞや、気持よかろう。歩いて帰れるから辛くなったらいつでも出ればいいんだし、往って参ります。偏見だけど、ボーダーシャツ係数高そう。 お金がないからお小遣いは1500円まで。偏屈だから、@フィッシュだと余り往く気がわかなくて、だから初生スモールサークルオブフレンズ。高校生から大学生初旬が自分中で盛り上がっていた時期でしたかしらね。椎名誠の「アド・バード」みたいな曲が802のコンピレーションアルバムに入っているのを聞いて、ださかわいさにぐっとキて以来ですな。その前にインスタントシトロンの何かで声は聞いているんだよね。ヒストリーアズリスナーなんて、どうでもいいですな。
インタビューの確認を転送して、風呂を沸かしながら部屋の隅に掃除機をかけて、プラスティックケースを積み直して、産卵違う散乱しているCDを棚に戻して、錯乱違う散乱している服を畳んだりして、風呂入って着替えて、出かけよう。完璧なスケジューリングだ。しかも環境映像として「ヴァイブレータ」をかけっぱなしにしてやる。
この映画、タイトルが出る直前あたりと、はっぴいえんどの曲がかかるところが、鳥肌。映画で使われていることは知らず、浜田真理子のミニアルバムを買ったところで(期せずしてっつうか、単に船戸さんと菊地さんに釣られた)、何か、女としての生き方について静かに想わされる初秋の夕暮れ。すべてに共通するのは「潔さ」。

9月4日、29時、楽しいと云うこと以外の思考がストップ。世を、捨てたもんじゃないと思えることに、その瞬間に、感謝。店に入るエレベーターの中で、「スモサは最後らしいで。」と聞いたときに早退は諦めて、「椅子を死守、体力温存!」と外見以外はもやしっ子の私は考えていたけれど、連れがいない退屈をビールで埋めて、一旦、金原さんで燃焼。セッティングに手間取る間、井出靖がびっくりするくらい高い声で喋ってた。何かに似てると思ったけど結局その何かは思いつかず。
店を出て、いちばんはじめに目にした現実は「犠牲者、半数が子供」という朝刊の見出し。家路の坂道、喫茶店のドアに挟まっていた新聞。鼻歌まじりの軽躁状態で寝に帰る朝と、北オセチアの惨劇。うまく処理できないけど、のこしておくべきスケッチ。