料理をしているときなど機嫌・気分の如何にかかわらず鼻歌の癖がある。相当不機嫌でもゆかいな歌をふふふんと鳴らしているときもある。ずいぶんこどもの頃から、ものを考える必要のないときは何かを口ずさんでいたようで、食卓を囲んでいるさいちゅう野菜炒めを食べながら「ごはん中くらいは歌うのをやめなさい」と父に言われた記憶がある。逆に言うと、何もしていないのに黙っているときは、よからぬことを企んでいるか、めくるめく妄想に耽っているか、目をあけて眠っているかのどれかということで、この点は取説に大きな字で記しておくべきだと思う。
あと「聞きたくない」の婉曲的意思表示としての鼻歌もある。なんかたちわりい。