昭和生まれの、悪い癖と申しますか、どこか心の底では「主人公は死なず」ってぇ楽観論で貫かれておるわけですな。しかし今回ばかりはこの風邪に勝てる気がしなかった。いやあ参った。ここひと月以上ひきっぱなしで迎えた今週、クライマックスでやんすとばかりに、これでもかーってほど痛えんだ、咽が。長い微熱で体力が奪われてるもんだから、そこへきて痛みで眠れんとか、咳で頭が痛くてとか、そういうのがいちいちこたえる。今日、我が判断では炎症のピークを過ぎた気がするんだけど、これの尾をひけば相当厄介だぞと(十代の頃こじらせ倒して家の階段も上れんようになったことがあるもんで)お医者に行きました。「お医者のくださる薬は効く」という自己暗示もあるけれど、暗示っつうか安心感だね。とりあえずここまできたらもう治るしかねえだろ、って思えた。風邪ごときにやっと五分の気分。ゴブ。首から上が腐ってる。黄緑色のきちゃないものが詰まってる。まだしんどいけど、白血球とか頑張ってくれてる感があるから、そのまま頑張れ。