某所で(いまだに某所といえばミクという古いタイプの昭和生まれ)、アニさんが長文の中でさりげなくもろちんという言葉を使っておられ、うまいこともちろんと読ませていた。これは本当に面白い!と膝を打ち、自分もこゆことやってみたくなり、風呂でシャンプーしながら考えてみた。ばんがろーと書いても、きっと誰も頑張ってくれない。どちらかというと山小屋的な気分で、やはり一文字目というのははずせないのだと気づく。あと、「ろ」と「ち」の腰の丸みのフォルムが似ているのが案外効いていて、そういう諸々が加味されてもろちんなんだ。それなら、ぬめぬめをめぬめぬとしてみたらどうだ。ところがこれだと音にしてもさほど変化がみられず、変えたところでどっちだっていいし、何ならこれから私はめぬめぬと言ったっていいような気もする。いやしない。泡をすすぎながら、もちろんを超えることはできないということで落ち着いた。