欠損

歯医者で歯をチェックされる時、歯にはそれぞれ番号があって(たぶん前歯が1)その番号ごとにおっけーとか虫歯とか治療済とか点呼されていくんだけど、気に入らないことがひとつ。最後の親不知のところを、「欠損」て呼ぶのね。せっかくあんなに痛い目に合って、すんごい我慢をして、お金もそこそこかかって抜いたというに、「欠損」て。損なわれ欠けていると言われてしもたら、何や悪いことをしましたかいなて気分にさせられまんがな。あの夏、口から血を垂らしながら満員電車でうずくまったあの思い出、あれは何やったの?私は間違ったことをしてたの?て、んなこたないんだけど、まあ、そういう語感だ、ケッソン。